最近では、就職活動でも海外インターンを経験した人がかなり増えてきているそうです。日本とは違う文化で、日本語以外を使用して働くということは人生における重要な経験になるともいえますね。
大学生でなくとも、海外で働いてみたい!という意思を捨てきれず、社会人になってからでも時期を見計らい海外に飛び込んでいく人も少なくないようです。
今回は関西の大学生であり、当社のインターンを終えたばかりのAさんにインタビューをしてみました。
当社に大学の夏休みを使って2か月インターンに来てくれたAさん。
Aさんはインドが好きで、海外という大きな枠組みというよりはインドに絞って今回インターンを探していたようです。
大学生の夏休み、という貴重な時期に当社に海外インターンに来てくれたAさんの生の言葉をお届けできたら、と感じます。
現役大学生が感じる、”どうして”海外インターンを選んだのか&実際に海外インターンを経験して”どうだったのか”、ということをインタビューしていきたいと思います!
彼女がインドにいるときに投稿してくれたインスタグラムの写真と共にさっそく見ていきましょーーー!
まずは自己紹介をお願いします。
わたしは、現在大学4年生で統計学を勉強しています。データベースを用いて、関連性や優位性をもとにした勉強が中心です。最近では、理工学部の物理の授業も、関心があるので聴講しています!
大学ではどのように過ごしていますか?
そうですね、カレーサークルに所属していたり、英語の授業が多い関係で英語を使うことも多かったです。週3日ぐらいは、アルバイトも行ったりとアウトドアに過ごしています。
実際に、英語をもっと学びたい!という気持ちから、大学3年生の夏休みに2か月語学留学することにしました。
語学留学はどちらに行かれたのですか?
それがデリーなんです(笑)マルビヤナガルというところに住んでいました。日々の生活では、お手伝いさんが洗濯、掃除などをしてくれたので、意外と日本より贅沢だな、と感じました。
インドに住んで、周りのインド人と関わることで、インド独特の多様性にもどっぷりはまっちゃったんです。
そんなこんなで、インドってとても良い国だな、と思ったんです。
なるほど(笑)語学学校はどうでしたか?
英語を学べてとても楽しかったです!ただ、語学学校なので、インド人というよりは、インド以外の国から来ている人と関わることが多くて、、、
インドの文化や自然、インドの食べ物やインド人の考え方が好きだったこともあり、インドにはまた来たいな、と思っていました。
なるほど。当社は、インド人ばかりなので、インド人と関わる機会が多かったと思うのですがどうでしたか?
インド人スタッフはとても良い人たちばかりでした!ただ、やっぱり独特というか、日本人とは考え方が少し違うな、、、と。
会社の外にいるときは、日本人とお話しをさせていただくことが主だったので、余計に会社の中はインドだなあ、と感じることが多かったです。
よかったです!そもそも、なぜ海外インターンを行おうと思いましたか?
インド人と関わってみたかった、というのもあったのですが、実は大学を卒業してから現地採用で働くというのも考えてまして!
現地で働く方への記事をネットで見かけたり、人材会社の方からお話しを伺うことはあったのですが、話を聞くより自分で経験したいと思う気持ちが強かったから海外インターンを経験してみようと思いました。
海外インターン先を決定するまでに何社くらい面談をしましたか?
1社です。海外インターンを探す際は、営業という外枠のみで大きくとらえていたので色々候補を見たのですが実際に面接をしたのは1社でした。
Aさんは論理もしっかりしていたので確かにすぐ欲しい人材だな!と感じました。さて、インターンを実際にはじめてみてどうでした?
最初はオフィスとか、初めて行う営業に慣れるということにすごい苦労しました(笑)手探り状態なので、営業の方法や所感が分かるまでが意外と大変でした。
英語力で困ったことはありましたか?
私は、やっぱり日本で育った分ジャパニーズイングリッシュで、インド人もなまってたりしていたので少し大変でした。そもそも、日本に住んでいると英語を使う機会がほぼないので、英語を使う環境という意味では最初は苦労した気がします。
仕事内容はどのような内容でしたか?
私は、主に新規開拓と、既存のメンテナンスを行いました。メンテナンスというのは、住宅を紹介しご入居されたお客様のトラブルを解決することです。
インドでは、欠陥住宅ではなくても水漏れしてしまったりだとかエアコンが動かなくなってしまったりすることがあって、、、。
夏場のインドでエアコンが動かないということは、とても大変なことなので、迅速に修理を行えるように心がけました。
また、メンテナンス時はできる限りお客様に会うよう心掛け、修理内容の祖語が出ないようにすることも重要だと気付きました。
オフィスにいるときは、実際にお会いした日本人の方の詳細をエクセルにまとめたり、内覧のための物件を探したり、インドの生活をブログにまとめたり、SNSでインドの日常を更新したり、オフィスのインド人スタッフとコミュニーケーションをとったり、、、と様々でした!
ふむふむ。では、1日のインターンの流れを教えてください!
営業で外に出ているときと、オフィスにいるときのそれぞれを紹介します。
■営業
営業に行っていたときは、基本的にオフィスには寄らず、直行直帰でした。
10:00 | 移動 |
---|---|
10:30 | アポイントメント |
11:00 | 移動 |
11:30 | |
12:00 | ランチ |
12:30 | ランチ |
13:00 | |
13:30 | |
14:00 | 移動 |
14:30 | 移動 |
15:00 | アポイントメント |
15:30 | 移動 |
16:00 | 移動 |
16:30 | |
17:00 | |
17:30 | |
18:00 | |
営業にいくときは、効率重視のため1日に2件を基本いれるようにしていました。
移動は基本オート(タクシーのようなもの)かメトロを使用しました。
インドという土地勘がない場所で、会社の場所を調べてどのようにいけばいいのか、というところから考えるのが大変でしたね。(笑)
Google Mapがあてにならないこともあるので、会社にたどり着くの事態が一苦労でした。
特に、私がインドにいた8月9月は、雨季にあたるので、雨も多く交通渋滞がひどかったのですがメトロだと時間通りに行けるというところはよかったです!
ただ、相手のオフィスに伺う前に足を洗わなければいけないのは意外と大変でした(笑)
■オフィス
10:00 | 出勤 |
---|---|
10:30 | スケジュール確認 |
11:00 | インド人に指示出し |
11:30 | デスクワーク |
12:00 | ランチ |
12:30 | ランチ |
13:00 | デスクワーク |
13:30 | デスクワーク |
14:00 | デスクワーク |
14:30 | インド人に進歩確認 |
15:00 | デスクワーク |
15:30 | デスクワーク |
16:00 | デスクワーク |
16:30 | デスクワーク |
17:00 | デスクワーク |
17:30 | デスクワーク |
18:00 | 帰宅 |
オフィスにいるときの主な仕事はデスクワークです。
データをエクセルに打ち込んだり、メールの返信をしたり、ブログを更新したりしていました。
また、契約内容がお客様1人1人違うので、契約書の中身をきちんと確認するようにもしていました。
実際に、お客様の窓口は私なので詳細を聞かれることも多かったので、できる限り詳細は頭の中に入れるように心掛けました。
他には、業務を行う上でインド人スタッフとの連携が必要なので、自分から積極的にコミュニケーションをとるよう努力は欠かしませんでした。
インドの日常生活をはじめとしたいろいろな話をすることで距離も縮まり、インターン当初より業務もスムーズに行えた気がします。
オフィス時間は、10時から18時でしたが、残業もなくきちんと帰ることができました!
オフィスにいるときは、オフィススタッフとコミュニケーションをとることで、現在保留中の仕事の詳細を把握できることがよかったです。
https://www.instagram.com/p/BmRKBvqjAXT/?utm_source=ig_web_copy_link
いろいろ考えてインターンをされていたんですね!そのなかでも、一番苦労したな、ということを教えてください!
日本語をうまく英語に翻訳することが1番大変でした。インド人は英語が喋れるといってもやはり彼らの母語はヒンディー語なんです。
そのため、お互いが外国語でコミュニケーションをとることになるので、物事を的確に伝える点には苦労しました。
特に、今回のインターンは不動産だったので、不動産独特の用語ですとか、機械の部品、物件の状態、お客様の感想を瞬時に翻訳することに頭をかなり使いました。
私の伝え方ひとつで、周りの人の認識が変わってしまうので責任重大でした。
トラブルを起こさないために、以下3点は徹底して行うようにしていました。
■インド人とコミュニケーションをおっくうに思わない
■できる限り、直接同行するようにする
■お客様の要望を的確にとらえる
私は、基本営業だったので書類関係のことは携わっておりませんでした。
当社では、アカウント(会計)がインド人なので詳細は都度聞くようにしておりました。
また、お客さまとインド人が直接関わることも多いので過去のことがどうなっていたのかなども探るようにしていました。
というのも、インドの不動産はご入居時のみではなく、そのあともお客様と関わることが多いからです。
お客様から伝えられる問題点を迅速に解決できるよう、過去の事例なども研究しました。
他には、驚いたことといいますか、、、ミーティングがすべてヒンディー語だったのにはびっくりしました。
こちらの現地企業だとよくある話だそうです。
苦労されましたね(笑)逆に楽しかったことはなんですか?
楽しかったことは、たくさんありますが。。。
ここでは、営業とオフィスにいた際の2つの視点からご紹介します!
■営業
日本で営業というと、担当区域が決まっていて実際担当する地域って意外と小さいと思うんです。
でも、インドの会社にはそんな区切りもないので、お客様がいるならどこへでも営業に!というスタンスでした。
電車で1時間ほどのところに行くことはよくあったので、お客様に会うためにいろいろな場所にいけるというのはとても楽しかったです。
それに加えて、不動産業は、関わる業界に垣根がないので、いろいろな分野の方に会えるというのはとても魅力的でした。
お話を伺うことも多いため、自分自身の考え方の振り幅が大きくなったことは、今回のインターンの収穫の1つとも言えます!
■オフィス
営業をしていると、日本人と話すことがほとんどです。
インドに駐在されている方は、偉い方々が多いので、とても緊張しました。
オフィスにいると、インド人スタッフと喋ることが多いのでインド感を味わうことができました。
インド人は優しく、のんびりしているので、ある意味自宅にいるような和やかな雰囲気で仕事ができました!
時々、サモサなども買ってきてくれたので、本当に感謝しています。
社内と社外で、かなり雰囲気が違ったようですね。インドでの生活はどうでしたか?
インドの生活は、すごく快適でした。日本と違って、湿気も少ないので体感温度が低く感じました。
インドの雨季は雨がすごいと聞いていたのですが、傘を買わずに生活出来ました。デリーは、インフラもしっかりしているのでそこまで不安なことはありませんでした!
ただ、話を聴く限りだと、グルガオンは相当大変だったようです。。。
食事の面では、、、?
インドは、フルーツがとても安いので日本にいるときよりパクパク食べました!
ローカルマーケットで食事をするなら、一食200円前後で食べることができました。
カレーだったら、なんと一食12ルピーほど!!(25円)
マーケットの衛生面も、特に気になるところはなく、インドは進化しているなあと感じました。
ゴミ箱も設置されていたりとインドも変わろうとしていることが見て取れました。
住宅についてはどうでしたでしょうか?今回は、当社が不動産会社ということもあり、当社から支給したので、少しドキドキです。。。(笑)
快適でした!!
これは、インドの住宅すべてにいえることなのですが、インドの住宅って日本より面積が広いんですよね!
住宅の床についても、石で出来ていることがほとんどなので掃除がしやすかったです。
生活については問題なかったようですね!海外インターンを行った後、どのような仕事を行いたいと思いましたか?
海外インターンに参加する前は、漠然と営業がやりたいと思っているだけで、細かいことは決めていなかったんです。
そのため、とりあえず営業系のインターンに参加してみたんです。
ここだけの話、不動産にそこまで興味があったわけではなくて(笑)
でも、実際に業務を行ってみたら楽しく営業を行うことができたんです!!
だから、自分の興味に関係なく意外とやってみたらなんでも楽しいんだろうな、と感じました。
海外インターンを終えた今、感じることは、とりあえず私営業に向いているなー、ということです(笑)
実際に、業務を行ったのは2か月だったのですが、3件の契約をとりつけました。
他の人の話を聞いていたり、インターンのブログの記事を読んでいると、この数字って意外とすごいんじゃないのかな、って(笑)
そして、視野が広がったので、どのような営業でも楽しんで仕事をできそうだな、と感じていることですかね!
https://www.instagram.com/p/Bl-9AAsjTyH/?utm_source=ig_web_copy_link
最強の営業を生み出してしまいました(笑)これから、海外インターンを考えている方に一言お願いいたします。
まず、第一に言いたいことは、機会を逃すな!ということです。
インドに来る日本人は出入りも多いので、一度機会を逃すと会えなくなる人も多いことに気づきました。
日本に住んでいると、また会える気がしてしまいますがこれは当たり前じゃないんだなって。
日々の出会いに感謝しつつ、海外生活を楽しんでもらえたらな!と思います。
なるほど!Aさん、ありがとうございました!
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